某スマホゲームについていろいろと考えてみる

パズドラ始めてから1,700日が経過してしまいました。ゲーム苦手の飽き性なのに皆勤。なんでこんなに続いてるのか自分でも不思議。ここにいろいろ思うことを散文的に書いていくことで、なんでこんなに嵌ってしまったのかを考えてみたい…などと。

プラスは暴力か?

プラスたまご…。

あの落ちた瞬間の涼しげな音、たまらんよね。

「自分のモンスターがまたひとつ強くなる」っていう喜びと相まって、だるいプラマラ作業の中のある種オアシス的な、或いは癒し的な、或いはカンフル剤的な、気持ちをリフレッシュしてくれる効果があるように思う。

そんなわけで、プラスマラソンはiPhoneにヘッドフォンを接続しながらやるべき、とまぁ思っているわけで…。

 

プラスの効果はまぁ今更言うまでもないが、モンスターのHP、攻撃、回復の各ステータスを引き上げるものだな。それぞれのステータスで99個までプラスがつけられる。HPの場合「プラスの個数×10」のHP上乗せ、攻撃は「プラスの個数×5」の攻撃力上乗せ、回復は「プラスの個数×3」の回復力上乗せになるから、それぞれ最大990、495、297のステータス引き上げ効果が得られるわけだ。

今でこそ強いモンスターにプラスを振って更に強力にするのが育成の基本、というかデッキ編成の前提のようになっているけれども、このプラス機能が実装された頃は「モンスターの弱点を補う」的な書かれ方をしていたように思う(公式だったかどうかは定かでないが…)。それを真に受けて…か、私も最初の頃はエンジェルにHPと攻撃のプラスを一所懸命振ってたもんです(笑)

まぁ、この「モンスターの弱点を補う」という考えも決して間違ってはいないんですけどね。例えばスキル「威嚇」によってどんなパーティでも使えるエキドナは、素の状態だとHPや攻撃力の面でやはり見劣りする。これをいくらかでも補うためのプラスはやはり有効だと思う。また、ソニアと組んで攻撃型耐久パとも言えるパーティを組める呂布も、素の状態だと回復力は0。これだといくら一方のソニアのリーダースキルで回復力2.5倍になったところで0は0。全体の回復力にまったく寄与できない存在になってしまう。この辺りを補うプラスもやはり有効なのだな。

けれども…。

今の主流は、先にも書いた通り、「強いモンスターを更に強く 」という要素が強いのだな。

 

 

そりゃ、HPと回復力については、正直通常は高ければ高い程有利なわけで(まぁ攻撃力もだけれども…)。

稀にHP、回復力が低いほうがいいってパーティもないわけではないんで、そこのとこちょこっと触れておく。

HPが低いほうがいいっていうのは、例えばオロチなどの「根性」系リーダースキルを使ってゾンビパを組む場合。LFでド根性-自動回復のパーティを組む場合、自動回復で全体HPの半分以上(オーガなら70%)まで戻す必要があるから、HPが高すぎると回復が追いつかない。

昔はこれで結構計算したもんだ(笑)。アマテラス(もちろんオオカミ)レベルマ回復+99をリーダーにして、1ターンで回復できるのは4,745。フレンドオロチの場合、総HPは9,490までのパーティになる。アマテラスレベルマですでに2,321、進化前オロチのレベル1で423のHPなので、残りのHPは6,746。この2体は攻撃的には計算に入れにくいので、残り4体で攻撃的な(と言っても等倍だけど)編成を組む必要がある。1体当りのHPは1,686程度。進化前ヘラのレベルマで1体1,780で3体までなら入れられるけれども、残りは1,400程度。かなり選択肢が限られる。

こうやって考えると、当時ベビーマッチプラスの人気が高かった理由がはっきりわかるな。HPはレベルマで100、攻撃は+99で2,260もある。しかもスキルマなら3ターンに1回攻撃力の10倍のブレス…。ゾンビパのためのモンスターと言っていい。

今は究極オロチのリーダースキル「超ド根性」と究極アマテラスのリーダースキル「天上の神癒」のおかげで、アマテラス回復+99の場合、総HPで16,485までのゾンビパーティが組めるようになっている(覚醒自動回復まで考慮すればもっと高いHPでも可能)。いや~自由度高いわ。

 

回復力低いほうがいいってパターンは、例えば「HP80%以下のとき、攻撃力4倍」なんかの条件があるパーティを主として使う場合、例えば闇メタとか五右衛門とかね、そういうパーティ使うならわざと回復にプラスつけないとかってのもあるだろうけれども、最近はそういうパーティであっても回復プラスつけるのが普通みたいだなぁ。例えばサタン入りで回復なしで組んだ場合、結構ジリ貧になるケースが多い。また最近のダンジョンだと、先制で全回復させられたり、99%ダメージ喰らったりと、HP条件付きパーティに不利な要素が多い。

やっぱり基本は高HP&高回復力で、ダメージに耐えながらしっかり回復して敵を倒していくってとこなんだろうかね。

 

 

話を戻して…。

 

では、そのプラスでどれぐらい差が出るものか?

究極赤ソニアこと「絶世の紅龍喚士・ソニア」(以下ソニア)で考えてみよう。

 

まずHP。

ソニアプラスなしのステータスは3,297。まぁ悪くない。これにHP+99した場合、4,287となる。うーん、まぁHP4,500クラス目白押しの体力タイプと較べれば素の状態でも見劣りはするけれども、最近のダンジョンは高ダメージで一気に削られるパターンが多いので、総HP20,000超は欲しいわけで…。1体毎のステータスアップはダンジョン難易度が上がれば上がる程必要になってくる。

HP+99が6体の場合と0の場合でそのHPの差は5,994。そこそこのステータスの体力タイプ1体をパーティに組み込むぐらいの差になってしまう。

 

次に回復。

ソニアの場合、単体で見るとこれは結構違いが出る。素の状態だとソニアの回復力は165しかない。リーダーで使った場合回復力に2.5倍、LFソニアだと6.25倍がかかってくるので、この回復力の低さは顕著にならないが、中で使った場合この回復力は相当低いと感じるはず。回復力が低いと言われる火属性の中にあってもかなり低い部類だもの…。

+99になると回復力462になって、まずまず使えるレベルになる。実に素の2.8倍。これは大きい。LFソニアで回復ドロップ3個1セット揃えた場合、ソニア1体の回復力は素の状態で1,031、+99で2,887…って、回復の場合1体だけ見ても意味ないか?

上のHPのときと同じように、回復+99が6体の場合と0の場合でその回復力の差は1,782。1月19日現在全モンスター中一番回復力が高い白メタの回復力が863、実にその倍以上の回復力の差があるわけだな。

ちなみにLFサブオールソニアで考えた場合、素なら総回復力は990、回復ドロップ1セットで6,187しか回復しない。素オールソニアの総HPは19,782なので、HP1/3以下の回復になる。これがオール+297だったら、総回復力は2,772、総HP25,722、回復ドロップ1セットで17,325、約65%までは回復できることになる。

ソニアというと「99%ダメから回復1セットで全回復できる」というイメージがあるが、回復プラスありきというのがよくわかる。

 

そして、攻撃。

素の攻撃力が高いと言われる究極ソニアのプラスなしレベルマックス時の攻撃力は1,925。一方攻撃プラス99の場合は2,420になる。数値だけ並べると余り差がないようにも見えるが、比率で言えばおよそ25%増し、1.25倍の倍率が常にかかるのと同じことになる。ソニアよりも素の攻撃力が低いモンスターは、この比率が更に大きくなる。

2015年1月19日現在の究極赤ソニアの攻撃力は全モンスター中25位だそう。全モンスターの数は、Appbankの「究極攻略DB」のモンスター図鑑によると現時点で1,889番までモンスター番号が振られているので、まぁ抜けはあるだろうけれどもおおよそこのぐらいの数だろうと。ってことは、+99すれば1,800以上のほぼすべてのモンスターで攻撃力を1.25倍以上伸ばすことができる、ということになるわけだ。

 

上に書いたように「高HP&高回復力で耐えながら…」ってことで、もちろんHPプラスや回復プラスは大切。しかしながら、攻撃プラスの重要性はそれよりも一際高いんじゃないかと。

まず、敵の防御を貫通させる必要があるということ。相手の防御力が60,000であれば、いくら50,000の攻撃をしたところでダメージは1しか与えられない。攻撃力は少しでも大きいほうがよいのだ。

そして、攻撃力というのはコンボや覚醒、LFスキルによって、数倍から数百倍に膨れ上がるものだということ。 Youtubeの動画や攻略サイトの画像なんかでモンスター単体の攻撃が100万超えてたりするものがあるけれども、元々モンスター1体の攻撃力なんて3,000いかないからね。現在全モンスター中攻撃力最大のアレスだってその攻撃力は素で2,244、+99振って2,739しかないもの。それがLF倍率やらコンボ倍率やら、列強化やらドロップ強化やら諸々の倍率を計算した結果で100万超とかになるわけだ。と、考えたときに+99による1.25倍の差(アレスで約1.22倍)ってのはめちゃくちゃ大きいって思わない?

1体当り100万超で6体合計600万の攻撃をしたとしようか。LFサブオール攻撃+99で600万。たいていの降臨でボスをワンパンできるレベルだと思う。これがすべて単なるレベルマ攻撃+0だった場合、その攻撃力は500万を割ってしまう。500万だとワンパンできずHP残るボスはいくつかの降臨でいたはず…。

 

…と、まぁ、「+0か? +99か?」と極端な例で考えてみたけど、やっぱりプラスの効用ってのは大きいもんだ、と改めて思った次第。

 

いや、よくオール297パで高難易度ダンジョンをクリアしている画像に対するコメントで「プラスの暴力」って言葉を目にするよね。「暴力」って言葉だとどうしてもネガティブなイメージで捉えてしまうけれども、まぁある意味褒め言葉なのかもな、と。

安定してダンジョンクリアしようとしたときに、プラス振ってるのと振ってないのではその確率に雲泥の差があるってのははっきりしてるわけで、そういうパーティを組めていることに対する賞賛と、そしていくばくかの妬みとが入り混じって「暴力」という言葉になっているのだろうか、と。まぁ、妬みのほうが強いのかも…だけど。

 

 

 

ちなみに…1月16日正午の時点の私のランクは498、ボックスの総プラス4,785個だった。果たして、この4,785が多いのか、少ないのか? いや、まぁ少ないとは思いますけどね(笑)

この辺りについても、また考えてみます。